弊社は、ヒトのがん早期発見におけるエクソソーム内のマイクロRNA研究の世界的な権威である落谷孝広(おちや・たかひろ)教授・医学博士の技術提供を受け、犬や猫などの伴侶動物(人と共に暮らしてきた身近な動物を伴侶や家族、友達、仲間と同じように位置付ける意味合いを持つ)に対するがん診断システムの確立を目指すベンチャーです。
がんの克服は長年のテーマとして様々な治療法が研究・開発されていますが、未だ多くのヒトが命を落としています。伴侶動物においても同様で、犬の死亡理由の約54%、猫の場合は約38%が、がんによるものです。
犬や猫の死亡率が高い背景には、ヒトに比べ進行が早い上に、飼い主も前兆に気付けないことが挙げられます。病院を訪れたときには既にステージが進んでしまっており、手の施しようがないといったケースは少なくありません。
こうした状況の中で求められるのが「早期発見」です。腫瘍が小さい段階であれば、既存の治療法の有効性も高く、進行の抑制や根治にまでつなげることは十分に可能だと考えています。
そこで弊社は、早期発見の鍵を握るマイクロRNA研究の権威である落谷教授が進める、がん細胞(腫瘍)から分泌されるエクソソーム内のマイクロRNAを解析することで早期発見を可能にする次世代診断システム「Liquid Biopsy(リキッドバイオプシー)」を伴侶動物向けに提供したいと考えています。
この技術はたった一滴の血液からがん種を判別できる可能性を持ったもので、現在弊社代表がネットワークを有する大学病院や動物病院の協力を仰ぎながら犬の血清解析を進めています。なお、既に5がん種について、精度95%以上での識別に成功しており、今後12がん種にまで拡げていく計画です。
検査サービスのリリース時期は2022年4月頃を予定していますが、さらに、国内大手メーカーと連携し、利用しやすい検査キットの開発を進めており、国内外に販売していくことを計画しています。また、現時点では、がんの死亡率が高い犬を中心にがん治療も含めて研究を行っていますが、その後は猫の血清解析も進めていきます。猫は犬で蓄積したノウハウを活かせるため、2年程の研究期間を経て早期事業化が可能になると見込んでいます。
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日々の生活のなかで私たち飼い主にとって欠かせない存在である犬や猫などの伴侶動物ですが、ヒト同様、「がん」が原因となって寿命を全うできずに命を落とすケースが目立ちます。
具体的には、犬の場合が死因の約54%、猫の場合が約38%にものぼり、発症してからの進行スピードが速いのが特徴です。年を重ねる速さと同じでヒトの約5倍から7倍のスピードで転移が進み、気付いたときには手遅れとなるケースが多いのが現状です。
そこで重要になってくるのが早期発見です。腫瘍の進行が初期段階であれば外科手術も大きな負担をかけずに実施することができますし、抗がん剤や放射線治療等の既存の処置方法で根治することも可能になってきます。
しかし、痛みや異変を訴えることができない伴侶動物ですので、飼い主が初期症状を見極めることは困難です。発症してから3カ月程度で亡くなってしまうケースもあるほどで、飼い主の精神的苦痛は大きいのです。
また、触診や血液検査などの簡易的な診断方法だけでは正確な結果は得にくく、さらにCTやMRIを使った検査においては全身麻酔を要するなど、身体への負担が大きい上に費用面でも抵抗を感じる飼い主は少なくありません。
こうした状況ですから、がん克服において不可欠な早期発見につながる仕組み作りが求められているのです。
近年、医療分野で注目されている物質に「エクソソーム」と呼ばれるものがあります。これは、細胞から分泌される直径50-150 nm(ナノメートル:1ナノメートルは100万分の1ミリ)の顆粒状の物質で、タンパク質を含み、それ以外にはマイクロRNA、メッセンジャーRNA、DNAなどといった核酸が含まれています。
これまでは、このエクソソームは「細胞が分泌するごみ」だと考えられてきたのですが、近年では「細胞間のコミュニケーションに必要な物質」とされており、がんの転移や増殖等に深く関わっていることがわかってきています。
この仕組みに注目した落谷教授が開発したのが、「リキッドバイオプシー」という診断方法です。「リキッドバイオプシー」はがん細胞そのものではなく、細胞から分泌されるエクソソーム内に含まれるマイクロRNAを解析することで初期段階のがんを発見できるようにするものです。
弊社のリキッドバイオプシーの基幹技術は、当時国立がん研究センターに所属していた落谷教授が、ヒト向けのがん発見技術確立のため、政府機関から82億円の大型研究予算を受け、4つの大手企業及び9つの大学が参画し、開発したものです(詳しくはこちら)。その後、この技術は大手メーカーによって、ヒト向けのがん検査キットの実用化が進んでいます(詳しくはこちら)。
この度、その落谷教授が弊社取締役として参画し、動物向けに技術を応用することとなりました。ヒトにおいておよそ6万の検体を見てきた落谷教授の経験は弊社の事業を支える大きな強みです。
血液一滴から診断でき、高額な検査費用や身体への負担も軽減できるため、事業化と同時に広く普及するものと見込んでいます(※ただし、この方法はあくまでがんである可能性を示す補助診断であり、次段階の確定診断への架け橋となるものです)。
また、がんの早期発見が可能になることで、既存の治療方法の有効性を最大限に発揮することにつながりますので、がん克服を大きく前進させると考えています。
(上記の「こちら」から遷移するWebサイトは、FUNDINNOのものではありません。)
弊社設立の背景には、前述したエクソソームやその中に含まれるマイクロRNA研究の世界的な権威である落谷教授の全面協力があります。
弊社の取締役として参画している落谷教授は、2019年から3年連続で、アメリカに本社を置くクラリベイト・アナリティクス社が研究者の論文の引用数や重要度の観点から発表する学術賞において、引用論文が最も多い研究者の一人として選ばれました。この学術賞は、ノーベル賞受賞の有力候補者を選ぶものとしても知られています。
これまでの研究では、核酸医薬を医師主導治験にまで推し進め、また、マイクロRNAの前臨床試験や体液診断の実用化開発を進めてきました。さらに、先述したエクソソームについて研究をすることで、がん細胞の転移メカニズムの理解や、治療法の開発なども進めています。
こういった強力な権威の技術やノウハウを有しているのは、弊社の大きな強みです。
弊社代表の伊藤は、大学の動物病院や動物先端医療センターの院長を務めるなど、獣医師として豊富な経験を持ち、全国の獣医科大学や動物病院、2次診療施設等とネットワークを有しています。
これにより、がんになった犬や健康な犬の血清を安定的に収集することができています。同時に、正確な解析結果を得るには正しく血清を採取する必要があるのですが、マイクロRNAを安定的に保つためのノウハウを落とし込むことで高精度な解析を実現しています。
こうした体制によって既に犬で5がん種の測定を完了しており、今後12がん種まで拡げ事業化に向けて加速していく計画です。
落谷教授の指導のもと、弊社では当面の間は動物検査センターと協力し、動物病院や大学病院から送られてくる犬の血液の検査と報告を行い、がんの識別を行っていく予定です。
その後、準備が整い次第、国内の大手メーカーと共に、マイクロRNAチップとマイクロRNA測定器を、全国の動物病院や大学病院向けに販売していくことを計画しています。既にヒト向けの検査キット開発が実用化に向けて進んでおり、動物向けキットの実用化も遠くはないと見込んでいます。
チップは、一回の検査でがん細胞の有無と種類を判別します。必要な時間は約2時間なので、迅速かつ正確な検査が可能になります。測定器は、何度も繰り返し使用することが可能です。
具体的な販売価格としては、2万円(※1検査あたり)を考えており、クライアントとしては、まずは国内外の動物病院や大学病院を想定しています。
弊社ではまず、死因の約54%と、がんに罹りやすく死亡数も多い犬からがんの検査キット提供を始めていく予定です。さらに併せて、猫の早期のがん発見に関する研究にも取り組んでいく予定です。
健康な猫とがんに罹患している猫の血清採取を2年程行い、猫向けがん診断法の確立を急ぎます。
将来的には、犬猫で蓄積した研究データをヒトでの実用化の加速に向けて還元していきます。犬での研究成果は、人工的ながんを使ったマウス実験と比較して自然発症がんによるヒトと類似した症例となるため、有効なデータになると考えています。
日本はもちろん、犬や猫などの伴侶動物向けのがん検査の市場規模は、伴侶動物の飼育頭数増加とともに年々増え続けています。飼育頭数だけ見ると、アメリカは日本の7倍以上もの規模があり、その分がん検査の需要も非常に多いことが容易に想定できます。
さらには、世界の獣医診断(アニマルヘルスケア)市場もこれからさらに大きくなるとの調査結果も出ており、 2020年の約30.2億ドルから、2024年までには約50 億ドルにまで市場が成長すると言われています。
弊社は世界的にもニーズが高まるこの市場にいち早く参入し、先行者利益を確保しながら世界中のペットたちの健康を守っていくことを目指していきます。
下の表は現時点において今後の経営が事業計画通りに進展した場合のスケジュールです。そのため、今回の資金調達の成否、調達金額によって、スケジュールは変更となる場合がございますので、予めご了承ください。また、売上高は事業計画を前提としており、発行者の予想であるため、将来の株価及びIPO等を保証するものではありません。
イヌの複数のがん種ごとの特異的なマイクロRNAの発現の増減を測定し比較することによって、5がん種を識別することが可能になりました。さらに、残りの7がん種から採取された血清解析を行い特定のマイクロRNAを確定する計画です。マイクロRNAの解析法は既に確定済みであるため数ヶ月で終了可能となる見込みです。
12がん種において、早期にかつ低侵襲(しんしゅう:生体に傷害を与えること)にがんであるか否かを、がん治療後の再発モニターなどである程度判断できること実証して、検査の事業化を図ります。今後は、これらの判別方式に則り、さらなるバリデーション(医薬品・医療機器の製造工程や方法の適正性の検証)を行って精度を確かめたのちに、診断キット作成に応用する予定です(マイクロRNA20-30種の判定用マルチキット化)。
ネコの血清からマイクロRNAを抽出し、科学分析機器メーカー独自の解析を行い、健常ネコ群と比較することによって、それぞれのがん種において発現が増減するマイクロRNAを特定し、特許出願を目指します。
獣医療施設と連携を図り、DNAやマイクロRNAなどの高度な医療検査を飼い主様に提供するとともに、学生教育およびヒト医療における研究の発展に役立てる伴侶動物の予病医療センタ-を設立する予定です。
アメリカ、ヨーロッパ、アジア(中国)に活動拠点を設けてがん検診センターを設立し、早期診断及び治療効果、再発モニターなどの検査の事業化を図ります。
バリデーションによって精度が確認された検査法を用いてネコの5がん種における検査の事業化を図ります。
イヌ、ネコの難知性疾患(がん、認知症、ストレス、免疫介在性疾患など)の血中マイクロRNAやDNAメチル化による予病および治療薬の開発化を図り、ヒトへのデータ還元を目指します。
「▶︎ボタン」をクリックすると各年度目標の詳細をご確認いただけます。また、上記のサービス追加は、今回の資金調達に伴って行われるものではなく、今後、新たな資金調達を行うことによる追加を計画しているものです。なお、新たな資金調達の方法は現時点において未定です。
下記のKPIの推移については、事業計画書(売上高等推移予想)の内容を反映しております。なお、KPIの推移については、発行者の予測であり、必ずしも保証されるものではありません。事業計画書につきましては契約締結前交付書面の別紙1-1・別紙1-2をご確認ください。
弊社代表の伊藤は、数十年に亘る大学における研究及び病院での伴侶動物の腫瘍に対する臨床研究経験が深く、大型(二次診療施設)の病院を設立し運営にも携わってきたプロフェッショナルです。
また、取締役の落谷は、ヒト医療におけるバイオでの世界的なエクソソームの研究者としてノーベル財団からも認知されている権威者であり、東京医科大学の教授としても多くの開発プロジェクトを担っています。さらに、取締役の照井は、三丸化学株式会社の代表取締役として、その深い経験から経営的な面において我々をサポートして弊社を支えています。
我々メンバーは血液中に含まれるマイクロRNA(遺伝子の発現を調整する機能を備えるリボ核酸で、生体内には2,000種類以上が存在する)を解析することで、がんの早期発見マーカーを見出し、体に負担の少ない低侵襲で高感度なマーカーによる診断技術の開発を目標とし、血液から超早期のがんを診断するサービスの実用化を目指します。
専門:獣医腫瘍学、比較腫瘍学、がん免疫療法、再生医療
1975年北里大学獣医学部獣医学科卒業、1997年より同大学外科准教授として就任
2005年東京農工大学付属動物医療センターの専任教授として伴侶動物の腫瘍科で多くの外科手術と外科専門医を育成するための手術の指導・教育に携わってきた
2017年東京農工大学を退官後、動物先端医療センター院長として従事してきた。社団法人ヒトと動物の臨床研究情報センターを設立し、代表理事としてヒトと動物の医療における架け橋としての礎を築くために尽力している
2021年株式会社メディカル・アーク設立
1993年国立がん研究センター研究所分子腫瘍学部室長
1998年国立がん研究センター研究所がん転移研究室独立室長
2010年国立がん研究センター研究所分子細胞治療研究分野分野長
2018年国立がん研究センター研究所(定年退職)プロジェクトリーダー、東京医科大学 医学総合研究所 分子細胞治療研究部門 教授(現職)
弊社の落谷孝広は、国立がん研究センターに従事していた1993年から2018年まで多くの偉業を成し遂げ世界の研究者を牽引してきた。特に、2019年から3年連続で、WEB OF SCIENCEの世界トップ1%に当たる論文の高被引用研究者として表彰されている。
1999年からバイオマテリアルを利用した世界初の核酸医薬DDS(drug delivery system:体内の薬物分布を制御し、薬物の効果を最大限に高め、副作用を最小限に抑えることを目的とした技術)を開発、動物へのDDS製剤として商品化された。さらに、2008年から乳がんでは世界初のRPN2(リボフォリンIIという遺伝子)に対するsiRNA(small interfering RNA:低分子二本鎖RNA)のがん細胞を死へと導く核酸医薬(DNAやRNAなど遺伝子情報を司る薬)の医師主導治験を主導、多施設での治験に着手している。
また、弊社の関連研究として2014年から2018年まで、ナショナルプロジェクトとして、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の体液中マイクロRNA測定技術基盤開発のリーダーとして世界初のマイクロRNAリキッドバイオプシーの開発責任者として開発に着手し、2020年には各関連企業による臨床実証試験が開始されている。
退官後は東京医科大において低分子化合物でヒト肝臓の細胞のリプログラミングに世界初の成功を得て2022年から臨床研究を開始する計画で、再生医療の分野でも世界を牽引している。
2021年株式会社メディカル・アーク参画
1989年に、仙台に本社をおく、医薬品製造販売業のサンケミファ株式会社に入社後、ヒトおよび動物用の殺菌消毒薬、生物学的製剤、体外診断用医薬品、食品添加物製造販売事業に従事し、成長させてきた
2004年にサンケミファ株式会社の代表取締役社長に就任、続いて2006年にグループ会社の三丸化学株式会社の代表取締役社長に就任し、両社の強みを引き出しながらの経営を行い、本日に至っている
2021年株式会社メディカル・アーク参画
がんが分泌したマイクロRNAを探し出し、体内の奥深く潜んでいるがん細胞を短時間で発見し、しかもがん細胞に太い針を挿入したり、メスで切除することなく、わずかな血液で早期にがん診断が可能となる「夢の“がん診断”」に着目し、我々はヒトの高額な開発費用に要した研究技術のマイクロRNA診断技術を用い、イヌに負担の無い血液検査でがんの早期発見・検査法の確立を目指します。
CTなどの画像診断を行う前に、簡易で安価な血液検査のみで、イヌの早期のがんを発見することが可能となります。また、特定されたマイクロRNAを、外科手術後や治療後に検査することで、治療後の効果、予後判断やがん再発のマーカーとしても検査が可能になると考えています。
本解析結果をもとに事業化を行うにあたり、ヒト医療との情報交換を行い、ヒト医療との比較医学研究・開発に活用し、病気の原因解明や未来の医療のために役立てるため、システム基盤の開発を行っていきます。
大学附属動物医療センターで診療活動をするかたわら、犬の新しいがん治療薬を開発するために研究を行なっています。
犬や猫のがんはペットの飼育環境の向上による高齢化などによって年々増加していますが、ペットは自分で症状を訴えることができない動物であるため、早期発見がとくに難しいです。
ペットの場合、オーナーが症状に気づいた時点ではすでに手遅れということも少なくなく、マイクロRNAを用いたがん診断はこうしたところに大きな貢献をしてくれる技術だと思います。
私が実施しているような新規治療法の開発にとっても、早く確実に診断できればもっと治療成績は向上するはずです。そのため早期診断できるツールがあれば、非常に有用ですし、より多くの動物の命が救われることにつながると思います。
4年前に最愛の娘「つばき(マルチーズ)」をがんで亡くしました。がんが発見されたときは、時すでに遅し、手の施しようがないほどの状態になっていました。
それでも主治医である伊藤先生は最後まで諦めることなく治療に挑んでくださいました。また、愛犬の治療だけではなく、悲嘆にくれる私たち家族のメンタル面まで支えてくださいました。
犬や猫をはじめ動物たちは、自分の体の状態を説明することはできません。飼い主や身近な人間たちがその変化に気づきはじめて治療に入ることができるものですが、早期発見に繋がる事例は少ないと考えます。
そのため、一滴の血液検査で早期判定できるような検査キットがあれば多くの動物たちの命を救うことが可能になると思われます。
多くの愛すべき動物たちのためにも、検査ツールの早期完成を心待ちにしています。
動物の病気の治療を切り開いていく中で、人の治療にもその知見を生かそうとする、所謂「汎動物学」の動きは、特に最近大きくなりつつあります。
動物種の形態差により応用が困難となることも少なくない外科治療などとは異なり、リキッドバイオプシー技術は、異なる動物種間でも共通している部分が非常に多く、それぞれの知見を人にも動物にも生かすことが容易です。
そのため応用範囲は極めて広く、血液検査のブレイクスルーとなりえる技術であることから、当施設でもデータ収集に積極的に協力させていただいてきた経緯があります。
将来的に人と動物という境界を超え、生物全般の理解に繋がる技術の確立に期待しています。
先代の愛犬のゴールデンレトリバーフレップの闘病で大変お世話になりました。フレップの異変に気づき病院へ連れて行った時には、血管肉腫が進行した状態でした。
それまで半年に一度血液検査をしても癌の疑いもなかったので、現実を受け止めることができませんでした。延命治療でも最先端の治療法を最大限に尽くしていただきました。
今でも悔やむのはもっと早く癌を発見出来ていたらと。現状の検査方法では、あまりにハードルが高く、血液検査で問題がなければ高齢期の愛犬に全身麻酔をして検査する選択は、振り返っても出来なかったと思います。
このリキッドバイオプシー検査は血液検査だけで早期発見でき、助かる小さな命が増えると思うと、一日も早く実用化されることを願うばかりです。
早期のがんを血液や尿から簡易に見つける技術は既にありますが、既存技術は「精度があまり高くない=信頼性が低い」と同時に「がん種の判別できない=結局何のがん種かが分からず不安を助長する」など新たな課題を引き起こす未成熟な技術ではないかと危惧しています。
今回実現される技術では、「精度が高い」のはもちろんのこと、「複数のがん種を一度にリスク判別が可能」であり、更にがん摘出手術の評価や、がん転移マーカーとして活用の可能性があります。
まさに物言わぬ伴侶動物のがんに最適なスクリーニング技術であると共感しています。国内のみならず、グローバルに本技術が活用されることを切望しています。
弊社は、事業会社、エンジェル投資家より出資を受けています。
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イヌやネコの小動物ペットの腫瘍は、寿命の延長とともに増加しており、イヌについては、ヒトと同様高齢イヌの2頭に1頭が悪性腫瘍で亡くなっています。
ヒトと動物の腫瘍の違いは、イヌは自覚症状を自身で発するわけではないため、飼い主からみて何らかの変化が生じたときにはじめて病院に訪れることになるのが現状です。
したがって、実際に動物病院に来院したときには、悪性腫瘍の多くはすでにステージが進行した末期の状態で発見されることが多く、飼い主の精神的な苦痛は量りがたいのです。
また、ヒトと異なり、腫瘍の進行速度が速いことからmiRNAにより早期に診断し、適切な治療を施し、動物の痛みと飼い主の心の苦痛を和らげることが可能になると考えています。
応援のほどよろしくお願いいたします。
資本金: | 40,050,000円(2021年12月9日現在) |
発行済株式総数: | 156,000株(2021年12月9日現在) |
発行可能株式総数: | 1,000,000株 |
設立日: | 2021年2月16日 |
決算日: | 9月30日 |
株式会社メディカル・アークによる株主名簿及び新株予約権原簿の管理
株式会社メディカル・アーク第1回FUNDINNO型有償新株予約権に投資するにあたってのリスク・留意点等の概要
※以下は株式会社メディカル・アーク第1回FUNDINNO型有償新株予約権に投資するにあたってのリスク・留意点等の概要です。詳細については必ず契約締結前交付書面をご確認ください。また、一般的なリスク・留意点については 「重要事項説明書」をご確認ください。
発行者の前期決算期末(2021年9月30日)において債務超過となっています。今後、売上高が予想通りに推移しない場合、債務超過が継続するリスク及び今後の有利子負債の返済スケジュールに支障をきたすリスクがあります。
新株予約権は、権利行使期間の終了までに株式に転換するための権利行使をしないまま権利行使期間が終了すると権利が消滅し、投資金額の全額を失うことになります。
募集新株予約権及び新株予約権を行使して取得した株式は、非上場の会社が発行する有価証券であるため、取引の参考となる気配や相場は存在しません。また、換金性も著しく劣ります。
発行者の発行する新株予約権及び新株予約権を行使して取得した株式には譲渡制限が付されているため、店頭取引が行われたとしても、譲渡による取得について発行者による承認が得られず、新株予約権者及び株主としての権利移転が行われない場合があります。
募集新株予約権及び新株予約権を行使して取得した株式は、金融商品取引所に上場されておらず、その発行者は、収益基盤が確立されていないことなどにより財務体質が脆弱な状態となっている場合もあります。当該発行者等の信用状況に応じてご購入後に価格が変動すること等により、損失が生じることや、その価値が消失し、大きく価値が失われることがあります。
募集新株予約権は、社債のように償還及び利息の支払いが行われるものではなく配当は支払われません。また、新株予約権を行使して取得した株式について、配当が支払われないことがあります。
募集新株予約権について、金融商品取引法に基づく開示又は金融商品取引所の規則に基づく情報の適時開示と同等程度の情報開示は義務付けられていません。
有価証券の募集は、金融商品取引法第4条第1項第5号に規定する募集等(発行価額が1億円未満の有価証券の募集等)に該当するため、金融商品取引法第4条第1項に基づく有価証券届出書の提出を行っていません。
発行者の財務情報について、公認会計士又は監査法人による監査は行われていません。
発行者の前期決算期末(2021年9月30日)において、営業損失が計上されています。今後、売上高が計画どおりに推移しない場合、営業損失が継続するリスクがあります。
今後の市場動向及び市場規模など不確実性を考慮した場合、競合他社の参入等により当該会社の市場シェアの拡大が阻害され収益性が損なわれるリスクがあります。
発行者の設立日は2021年2月16日であり、税務署に提出された決算期(2021年9月30日)は第1期であり、現在は第2期となっています。上場企業等と比較して銀行借入等による融資や各種増資について円滑に進行しない可能性があります。発行者の資金調達計画(今回の募集株式の発行による増資を含む)が想定通りに進行せず、事業拡大に必要な資金が調達できない場合、事業計画及び業績に影響を及ぼす可能性があります。発行者は当募集において目標募集額を1,602万円、上限応募額を5,985万円として調達を実行します。但し、現時点では上記資金調達が実行される保証はありません。なお、発行者は当募集後、2022年4月に不足分の資金調達を予定(※ただし、今回の資金調達により上限応募額に到達した場合は、2022年4月の調達は行わない予定です。)していますが、売上実績が想定どおりに進まない場合には予定している資金調達に悪影響を及ぼし、今後の資金繰りが悪化するリスクがあります。
発行者は創業以来、配当を実施していません。また、事業計画の期間に獲得を計画しているキャッシュ・フローは事業拡大のための再投資に割り当てる計画です。そのため、将来的に投資家還元の方法として配当を実施する可能性はありますが、事業計画の期間においては配当の実施を予定していません。
発行者の事業において販売するサービスは、販売時の景気動向、市場の需給状況により予定販売単価及び想定販売数量を大幅に下回る可能性があります。
著しい売上高の下落、予想外のコストの発生、現時点で想定していない事態の発生などの事象により、資金繰りが悪化するリスクがあります。
発行者は、事業を実施するにあたり関連する許認可が必要となる可能性があります。発行者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後に係る許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
発行者の事業は、代表取締役の伊藤博氏の働きに依存している面があり、同氏に不測の事態が発生した場合、発行者の事業展開に支障が生じる可能性があります。
ファンディング・プロジェクトが成立しても、払込金額及び振込手数料が一部のお客様より払い込まれないことにより、発行者が当初目的としていた業務のための資金調達ができず、発行者の財務状況・経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
発行者から当社に対しては、審査料10万円(税込:11万円)が支払われるほか、今回の株式投資型クラウドファンディングが成立した場合、募集取扱業務に対する手数料として、株式の発行価格の総額の20%(税込:22%)相当額(2度目以降の場合は総額の15%(税込:16.5%)相当額)が支払われます。また、企業情報開示のためのシステム利用や当社サポート機能の提供に対するシステム及びサポート機能利用料として、毎月5万円(年間60万円)(税込:5万5千円(年間66万円))と決算期に5万円(税込:5万5千円)を発行者から当社が申し受けます。なお、当社が定める期限までに月次、四半期及び決算に関する企業情報等が開示された場合、システム及びサポート機能利用料は免除されます。